タイトルをご覧になって
「そんなバカな~!」
と思われた方も多いのではないでしょうか?
または
「それって英語ができる人だけじゃないの?私はできないから関係ないわ」
と考える方もおられるかもしれませんね。
でもこれって、実は語学が「できる」「できない」は関係ないんじゃないかな~と思うんです。
ぜひ考えてみてください。
知らない日本人に「こんにちは」と声をかけるのと、知らない外国人に「Hello」と言うの。
どちらがハードルが高いですか?
私は昔から、笑顔で外国の方に「Hi」という方がハードルが低かったです。
日本人に「こんにちは」というのはなんというか・・・難しい!
もちろん個人差はあると思います。
日本人に話しかける方がハードルが低い!という方がいても当然です。
ただ、私みたいに感じる人がいることも事実。
そこで、なぜそういう風に感じるのか、外国人と話す時にオープンマインドになれる理由についてシェアしていきたいと思います♪
目次
そんなことってある?使う言語によって人格が変わる!?



えっ、そうなの?
むしろ私の周りでは話す言語によって性格が変わることを実感している友達が多いよ~

さくらの周りはどんな友達が多いんだ???(笑)よくわからないんだけど、それってどういうことなの?
私もきちんと言語学を学んだことはないのですが・・・
簡単に説明すると、それぞれの言語の持つ文化が影響していると思います。
どちらが優れているとかいうことではなく、
「どのようにして使われてきたか」
「どんな役割があったか」
などによって異なるようです。
ぼや~っとしすぎているので、まずは身近な日本語と英語で考えてみました。
なじみのある言語を具体例として見た方が、分かりやすいですよね!
日本語ならではの繊細さとは?

私にとって日本語は母国語。
とても馴染みのある言語なので、感覚的に使っていることが多いです。
しかし、他の言語を勉強してみると、日本語の特徴がよく分かります。
日本語には「お疲れさまです」などに見られるように相手を気遣う表現が多くあります。
聞いたことがある方も多いかもしれませんが、日本語でいう「お疲れさまです」という表現は英語で置き換えるのことがなかなか難しいです。
日本語のようなニュアンスを持たせることが難しかったり、状況に合わせて言葉が変わったりします。
他にも、日本語の特徴として直接的な表現を避ける傾向があると言えます。

普段自然に使っているのであまり意識することが少ないですが・・・
「●●だったから▲▲になった」のように、状況説明が先にきて結果が後にくることも多いです。
また、敬語と一言で言ってもその構造はとても複雑。
丁寧語・尊敬語・謙譲語とあるように、相手と自分の関係性によって使い分けをします。
英語では「I」でも日本語では「私」「ぼく」「俺」など、同じ人称でも複数あるのもポイントかもしれません。
目上の人には「私」、友達同士では「ぼく」と使い分ける社会人も多く、さらには自分を表す第一人称を言わないこともあります。
そのため私は、日本語は相手との距離感を保ちつつ、関係性に重きを置いた言語だと思うんです。
英語を使っているときは直球ストレート!?

「日本語と比較して」という前置きが必要ですが、答えは「YES」です。
皆さんも英語の勉強をしているときに感じたことがあるのではないでしょうか?
”Yes, I want…”
“No, I mean….”
など、まずは肯定/否定をすることが多いですよね。

英語ではYES/NOをこんなにはっきり言うのね・・・ちょっと抵抗があるわ・・・

日本の英語の授業ではきちんとした返答表現を習うよね。
私はあまり文法の勉強が得意なわけではありません。
が、英語構文は「主語(S)+動詞(V)」が基本と習うことが多いです。
この文章構造からも分かるように、英語は最初に「誰がなにをするか」が分かるようになっています。
他の補助的な表現は、その後に加えることが多いです!

そのため、英語を使うときは思考が
「何を伝えたいのか」
「重要なポイントは何なのか」
によりフォーカスするようになります。
日本語と比較すると、どんなことがあったのか(起きたのか)がいち早くわかりますね!
話す言語によって物事の捉え方が変わる?

世界には7,000を超える言語があると言われています。
その中でもオーストラリアの先住民族アボリジニが話す言語は面白いです。
日本語や英語にあるような「左」「右」を表す言葉がなく、あらゆることを「東西南北」を使って表すそうです。

へぇ~、面白いね。
方向音痴の人はいないってことなのかな?

確かに!
私も詳しくは知らないけど・・・小さい時からそういう感覚で言葉を使っていると、自然にどちらが北か分かるようになるのかも!
また、ほかにも
- 色を表す表現が多い言語
- 数字という概念を持たない言語
- 数字が100までしかない言語
- 文章を右から読む/左から読む言語
など、言語によって多くの特徴があります。
特に文章を右から読むか左から読むか、というのはよく聞きますね♪
例えば、日本語や英語では文字を左から右に書くのに対して、アラビア語では右から左に書きます。
そのため、ものを順番に並べるという作業でも右から並べるのだとか。
特徴を知ることで、それぞれの言葉が話されているコミュニティにおいて何が重要視されているかを知ることができます。
逆に言うと、それぞれの言語を話すときには、自分の中で重要視するポイントが異なる!ということ。
つまり話す言語により、性格が変わったように感じたり、物事の観念が異なるのだと思います。
それが英語だと、オープンマインドにつながり、話しやすく感じるのかもしれません。
話す言葉によってオープンマインドに
これは私の勝手なイメージかもしれませんが、日本語では相手との距離を保つことが重要です。
相手を重んじる、相手との関係性を考えるという文化だからこそでしょう。
その一方で、英語では、もちろん相手を重んじながらも自分や人物に焦点を当てます。
自分の意見を伝え、相手の意見も聞く。
そうやって自分の意見を会話に入れることができるので、外国人のほうが話しやすいと感じるのだと思います。
英語は世界の共通言語であり、英語話者の国籍・バックグラウンドはさまざまです。
すべてを一括りにするのは難しいですが、コミュニケーションツールとして英語を使っている人たちには、物の捉え方や考え方共通するものがあるのではないでしょうか。
言語はあくまで「ツール」という言葉をよく聞きますが、ツールが考え方にも影響を与えるのは面白いと感じます。
母国語とは違う言語を勉強する際に、この記事でご紹介したような
「この言語では何が重要なのか」
に着目してみると、いつもとは違った語学の、そして自分の魅力が発見できるかもしれません♪
英会話や別の言葉を学ぶには、アプリもおすすめです!
こちらの記事には他の国の人と言語交換ができるアプリを紹介しています。
最後までご覧いただきましてありがとうございました!
えっ、使う言語によって人格が変わるなんてそんなこと聞いたことないけど…