突然ですが、皆さんラブストーリーはお好きですか?
恋人同士の「愛」は永遠のテーマですよね。
ただし、恋愛には困難がつきものです。
まして国際恋愛となると、どれほど大変なんだろうと思う方も多いのではないでしょうか。
簡単ではないと覚悟をしていても言葉や文化だけではなく家族関係など、これまで培ってきた価値観や習慣の違いって思っていた以上に大きかったりもします。
でも、その「数々の困難を乗り越えて成就したカップルは、本当に固い絆で結ばれる」とよく聞きませんか?
私もこの言葉を信じ、ジョンとの絆を深めようと日々彼と向き合っています。
今回は、そんな国際恋愛に憧れたり、実際に悩んだりしている読者様に、国際恋愛をテーマにしたおすすめの本をご紹介します!
ぜひ、参考にしてみてくださいね♪
【国際恋愛】おすすめ本をゆるっとご紹介!
国際恋愛には、言葉の壁、居住する国の選択、文化や習慣の違い、食生活の違いなど、数えきれないほどの困難があります。
でも、国際恋愛をテーマにした本を読めば、いろいろとヒントが与えられて前向きな気持ちになりますよ♪
それではここから、国際恋愛の参考になる小説やコミックエッセイなどの本を5冊紹介いたします!
リタとマッサン
ニッカウヰスキー株式会社の創業者、竹鶴政孝ことマッサンとその妻リタ(旧名ジェシー・ロベルタ・カウアン)の夫婦愛を描いた物語で、連続テレビ小説「マッサン」のモデルとなったご夫妻です。
リタは1896年にスコットランドのグラスゴー近郊で開業医の長女として生まれました。
第一次世界大戦中に婚約者が戦死し、尊敬していた父も亡くし、失意のどん底にいました。
そんな時、妹のエラを通してマッサンと出会います。
マッサンは1894年に広島県の酒蔵の三男として生まれ、1948年にグラスゴーの大学でウイスキーの製造方法を学ぶため、イギリスに来ました。
「本物のウイスキーを日本で作りたい」という夢を実現するため、マッサンは遠い異国の地で孤独と闘いながら学んでいたので、リタとその家族からのあたたかいもてなしを受けて大いに励まされます。
一方、リタも弟に柔道を教えてくれたり、フランス研修のお土産にバラの香水を買ってきてくれたりするマッサンの優しさに触れて、慰められていました。
こうして2人はお互いに惹かれ合い、リタの家族からの反対などにあいながらも、ついに結婚します。
マッサンは自分の夢をあきらめてイギリスで暮らすことを覚悟していましたが、リタは自分が日本に行くと決心します。
マッサンの夢を実現することを自分の喜びとして、ゼロから日本語(関西弁)を習得し、日本料理も学び、英語教員をしながら、精神的にも経済的にもマッサンを支えていくリタ。
第2次世界大戦中にリタはスパイと疑われたことさえありましたが、どんなことがあっても誠実に前向きに歩んでいく2人の周りには、助けてくれる人たちがたくさんいたというのもうなずけます。
リタが63歳で病気で亡くなった後も、マッサンは18年間、独身のままで生涯を閉じます。

横濱つんてんらいら
明治15年の横浜を舞台とする作品で、ハラハラドキドキの恋愛ミステリー小説です。
主人公のすずは元気で明るい17歳の娘で、海産物問屋の四女です。
すずは、幼馴染で車引をしている才蔵や近所の写真館のアメリカ人カメラマンのモーリスなどの街の人々から慕われつつ、祖母と家事を切り盛りしていました。
ある日、すずは親友の喜代から、想い人に恋文を渡すよう頼まれますが、清国人が多く住む南京町でスリにその手紙を盗られてしまいます。
それを助けてくれたのは得意先の若旦那、劉鴻志(リュウコウシ)でした。
そのときすずは、生まれて初めてワンタンをご馳走になり、そのおいしさに感動します。
すずは、ワンタン以外にも清国の料理を食べたいかと劉に問われて、素直に「はい」と答えてしまうほどの食いしん坊なところもあり、愛嬌があります。
劉はそんなすずの小さな願いも忘れずに覚えてくれていて、すずの一家を南京町のおいしい料理屋に招待してくれる誠実な人柄の持ち主です。
次第にすずは、親切で頼りになる劉に淡い恋心を抱いていることに気付きます。
しかしその時、横濱には行方不明の娘が水死して発見されたり、出所不明のアヘンが出回ったりする事件が起きて、すず達も巻き込まれることに・・・。
タイトルの「つんてんらいら」とは、中国語で「春が来た」という意味で、春が来て雪が解けていくように、本書のミステリーも少しずつ明らかになっていきます。



イタリア家族 風林火山
こちらは漫画家のヤマザキマリさんのコミックエッセイです。
この方は、実写映画にもなった「テルマエ・ロマエ」の作者さんなので、ご存知の方も多いと思います。
ヤマザキさんのご主人様はベッピーノさんというイタリア人で、一般的なイタリア男性とは違い、大騒ぎが大嫌いな物静かな男性です。
地元のイタリア人からも「あんたのイタリア語は完璧だね。お国はどこだい?」と聞かれるほどイタリア人離れしているそうです(笑)
常にレディーファーストを心がける英国のジェントルマンのようなご主人様を教育したのは、父方のお祖母さまだとか。
ヤマザキさんは、そんな優しいご主人様からプロポーズされ、世の中すべてがバラ色に見えて、将来どんな生活になるのか深く考えずに結婚し・・・。
その後に待っていたのは、個性的すぎるご主人様のご両親、お祖母さま2人、妹さんというハリケーンのようなご家族との想像を絶する生活でした。
ヤマザキさんの息子さんを含む4世帯のイタリアでの暮らしぶりがコミカルに描かれていて、爆笑してしまうシーンが盛りだくさんです。
最初はイタリア生活で溜まったストレスを発散するためにこの本を執筆し始めたのだとか。
でも、イタリア家族の固い絆からあのすばらしいイタリア文化が生まれたと考えると、教えられることもたくさんあったと思えるようになったそうです。



とつげきドイツぐらし
こちらは4コマ漫画のコミックエッセイになります。
著書の白乃さんは、22歳のときに日本で知り合ったドイツ人男性と結婚し、ドイツに移住された方です。
ドイツ語は全くわからないし、英語もあまり得意ではない状態で、ハンブルグでの生活がスタートしましたが・・・。
結婚してドイツに長く滞在するには、ドイツ語の初級・中級テストに合格証明書が必要と知り、白乃さんは語学学校で必死にドイツ語を学びます。
ご主人様やお隣のご夫妻、ご友人などに助けられながら、自然体でドイツ暮らしに馴染んでいく白乃さんの飾らないお人柄もうかがえます。
言葉の他にも、気候、食生活、交通事情、クリスマスや新年の過ごし方、日常会話のトピックなど、日本とは違うところがたくさんあります。
そのなかで面白かったのが、医学の国と呼ばれるドイツの民間療法の1つで、胃痛がするときにはコーラを飲んでプレッツェルを食べるというもの。
白乃さんが実際に試したところ、本当に胃痛は治まったとか。



ドイツでの生活をもっと知りたい!という読者様には、同じ著者のこちらの本もおすすめです♪
ママは日本にお嫁に行っちゃダメと言うけれど
こちらは、台湾女子リンちゃんと日本男子モギサンのノンフィクション・ラブストーリーです。
2016年に映画化もされた作品で、2人がそれぞれの立場でこれまでのシーンを回想しながらストーリーが展開していきます。
リンちゃんは天真爛漫で日本のアニメやドラマが大好きな女の子で、思い立ったら即行動しちゃう性格です。
計画的に考えるのが好きじゃないから、何でも行き当たりばったりになりがちに。
一方のモギサンは、男4人兄弟の3番目なので割と自由に生きてきた、ちょっと奥手な男の子。
2人の出遭いはフェイスブックがきっかけでした。
東日本大震災後にモギサンは、親日の台湾から義援金が送られたというニュースを聞き、何気なく台湾の友達を作ろうと英語でメッセージを数人に送ります。
そのうちの1人、リンちゃんから日本語で返信が届いたのでした。
そこから遠距離恋愛がはじまり、2人の距離はゆっくりと確実に縮まり・・・。
ついにリンちゃんは、密かに結婚を決意しながらワーキングホリデーで日本に来て、モギサンとの2人の生活がスタート。
危機に直面することもありましたが、お互いの誤解も解け、反対していたリンちゃんのママも説得し、困難を乗り越えていきます。
結婚に対して2人の想いには温度差があったようですが、リンちゃんのビザがあと1カ月で切れる頃に、モギサンがやっと決意して結婚することに!
大変なこともたくさんあったけれど、その分夫婦として一緒にいられることがどれだけ幸せなことか実感したというモギサンの素直な気持ちが心に残りました。



国際恋愛を取り扱ったおすすめ本のまとめ
今回は、国際恋愛をテーマにした本を5冊ご紹介させていただきました。
私も国際恋愛中なので、こういう本を読むといろいろと参考になります。
同じような境遇のカップルの話を読むと、悩んでるのは自分だけじゃないとわかって、なんだか勇気が出てきますよ♪
- リタとマッサン
- 横濱つてんらいら
- イタリア家族 風林火山
- とつげきドイツぐらし!
- ママは日本へ嫁に行っちゃダメと言うけれど。
どの本も読み物として楽しめる作品ばかりですので、国際恋愛の参考にだけではなく気分転換にでも読んでみて下さいね。
国際恋愛の漫画をもっと読んでみたい方は、こちらの記事も参考になさってください♪


最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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