日本のクリスマスは恋人たちの祝祭という雰囲気が強いです。
煌めくイルミネーションに、愛する恋人へのプレゼント。
素敵な夜景を見ることができるレストランやホテルで、ロマンチックなひと時を過ごす・・・
でもアメリカのクリスマスは日本とはちょっと違うって、ご存じでしたか?
アメリカのクリスマスは、家族と共に過ごす時。
恋人同士だけでデートするような習慣はないんです。
キリスト教徒の宗教的な祭日ということを日本人は忘れがち。
実際にアメリカで暮らした日本人のAさんに話を聞いたところ、お正月みたいな感じを受けたと言います。
どんな雰囲気なんでしょうか?
この記事では、そんな気になるアメリカのクリスマスを紹介します。
ぜひ楽しんでお読みくださいね♪
付き合っていた日本人の恋人と将来を考えていたが、どうしても「幸せな未来の自分」を思い描けずに別れる。
その後、自分の性格や夢を考え、外国人男性をターゲットに婚活開始。
- 数年の婚活期間と恋愛を経て、後のパートナーであるジョンと出会う
- 2020年冬、結婚
- 結婚前から運営している「さくら国際恋愛ブログ」は、国際恋愛のハウツーや体験談が多い
おかげ様で出版のお話も頂き、嬉しい限りです。
(が、本業が楽しいためお断りさせていただきました)
ブログの記事内では、このイラストが「さくら」です。
どうぞよろしくお願いします。
【アメリカのクリスマス】日本のお正月と似ている?
クリスチャンにとっては一年で最も大切な祝日、クリスマス。
アメリカ国民の半数以上がクリスチャンです。
欧米には長い冬季休暇があるため、日頃は離れて暮らしている家族もクリスマスには帰省します。
だいたい12/20くらいから年始まで休む人が多いみたい。
その分、海外ではお正月の休みは短いようですよ。
クリスマス休暇は1~2週間ほど。
ちょうど日本の正月みたいに、帰省ラッシュが起こるのだそうです。
特別なクリスマスの晩餐は、おせち料理のように美しく盛り付けられます。
プレゼントの山に目を輝かせる子供たちは、まるでお年玉を楽しみにする日本の子供みたいなんだとか。
ディナーの後に、教会へ出かけるクリスチャンも多い!
大みそかに神社に行くのと似ているね。
「じゃあ行こうか」って、そういう風習ができている家庭も多いよ!
私はアメリカで暮らして、意識せず自分も神道や仏教の習慣に従っていたことに気づいたわ。
クリスチャンだからといって、全員が敬虔なキリスト教徒というわけでもありません。
普段の生活では宗教的なことを忘れがちなのは、日本人もアメリカ人も同じです。
けれどクリスマスの日にはキリスト教の教えを思い出し、お祈りすることも多いそう。
日本人も、お正月くらいは神社に参拝しようという気持ちになりますよね。
日本の正月と同様、アメリカのクリスマスも年に一度の神聖な日なんです。
【アメリカのクリスマス】街中の様子は日本と大違い
Aさんは、アメリカ人のBさんと日本で出会い、結婚後に渡米しました。
結婚しアメリカで初めてのクリスマス、Aさんはワクワクどきどきしていたそうです。
新婚1年目は二人だけでクリスマスを過ごしたいと思いました。
それに、日本よりももっとすごいイベントなんだろうな・・・期待していたの。
夫Bさんの実家でクリスマス休暇を過ごした後、2人は自宅へ戻りました。
結婚後、初めてのクリスマスは二人っきりで・・・そんなふたりが車で丸一日かかって自宅に着いたのはクリスマス・イブの夜。
「さあ、お店でチキンでも買ってふたりでお祝いしよう!」
しかし、長く日本で暮らしていたふたりは忘れていたのです。
クリスマスに働いているアメリカ人なんていない、ということを。
クリスマス・イブの夜に営業している店なんて、ないんです!
レストランもバーもスーパーも全て閉店。
休暇前に冷蔵庫はからっぽにしてしまったふたりです。
車で街中を走り回って見つけたのは、セブンイレブン。
アメリカのセブンイレブンには日本のような料理や総菜は売っていません。
その店にはアルコール類もなく、ワインすら売っていなかったそうです。
仕方なくサンドイッチとコーラを買って帰宅したふたり。
新婚1年目のクリスマスは、とっても寂しいものになりました・・・(泣)
お弁当やデザートまで売ってる日本のコンビニが懐かしかったわ。
アメリカ人のBさんも、すっかり日本のクリスマスに慣れてしまっていたそう。
日本はコンビニでなんでも揃うからな~
24時間やっているし、とっても便利だよね。
日本はちょっと働きすぎ、便利さを求めすぎな感じもするけど・・・
アメリカではクリスマスだけではなく、サンクスギビングデーなどの感謝祭でも多くの店が閉まります。
出歩いている人も少なくなりますので、日本のクリスマスとの違いにびっくりするかもしれませんね。
【アメリカのクリスマス】たくさんのプレゼント
クリスマス商戦で企業が売り上げを伸ばすのは、日本もアメリカも同じ。
大人も子供も、たくさんのプレゼントを買って贈り合います。
室内に飾られたクリスマス・ツリーの足元には、山盛りに積んだプレゼント。
暖炉に吊り下げた靴下にもプレゼントが入っているそうです。
両親から、祖父母から、親戚から、友人から、たくさんのプレゼントがあります。
大はしゃぎする子供たちですが、早く寝ないとサンタさんが来てくれません。
まだサンタさんを信じている小さな子は、窓辺にクッキーを置いてベッドに入ります。
このクッキーは、サンタさんへの感謝のしるしなんです。
ちゃんとサンタクロースへのお礼も忘れないんですね。
【アメリカのクリスマス】樅ノ木のクリスマス・ツリー
クリスマス時期になると、ホームセンターやスーパーでツリーが売り出されます。
アメリカのクリスマス・ツリーは本物の木を使うのだそうです。
大きさも様々で、部屋の広さに応じて選んで買うんですね。
暖炉がある家なら、クリスマスが終わったらツリーを薪にして燃やします。
小さく切っておいて、夏のバーべーキューなんかに使うこともあります。
毎年、毎年、そんな風にして本物の木を使うクリスマス。
どこから木を調達しているのだろうかと心配になりますよね。
畑一面に植えられた樅ノ木の苗は、まるで小さな森のようだったと言います。
大きく育った木から順番に切って販売し、その後に苗を植えて育てるんですね。
毎年、新しいツリーを買って、飾りつけして、終わったら処分する。
それが面倒だと感じる人もいるようです。
だんだんと色あせてくるものの、常緑樹だから使えないことはないそうです。
電飾を灯せば去年のツリーだとは分からなくなるそう。
【アメリカのクリスマス】イルミネーションを楽しむ家々
クリスマス当日は街中の店が閉店してしまうアメリカ。
街路樹などにイルミネーションが灯っている場所も限られているのだとか。
ニューヨークのような大都市でなければ人も歩いていないんですね。
電気代が高くなるかと思ったら、ほとんどが太陽光エネルギー。
辺りが暗くなると自然と明かりが灯るんです。
毎年、少しずつ買い足して増やしていくようです。
近隣の住宅も、まるで競うかのように電飾を施しているので通りが賑やか。
【アメリカのクリスマス】まとめ
日本とは違うアメリカのクリスマスも素敵ですね。
クリスマスが日本の正月みたいな雰囲気とは意外でした。
だから大晦日や元旦は、それほど盛り上がるわけではないそうです。
日本のように正月休みはなく、二日から仕事が始まると言います。
お正月の過ごし方は日本と海外では随分と異なります。
こちらの記事もご覧くださいね。
バレンタインデーの過ごし方も、こちらの記事で御紹介しました。
寒い季節の心あたたまるイベント。
皆さんも、ぜひ素敵な時間をお過ごしください!
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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