イギリスというと、なんだかおしゃれな雰囲気がありますよね。
歴史ある洋風の建物や街並み、見どころばかりの博物館や美術館、そして豊かな自然・・・
そんなイギリスへ、行ってみたい!
そして行くだけではなく、生活してみたい!
そこでさっそく、イギリスに住む友人に実際のところどうなのか質問をしてみました。

楽しいよ♪日本にはないさまざまな機会がたくさんあるの!
でも、来るまでは知らなかった大変なことも多くて、合わない人には合わないかも!



大変なこと!?気になる!
というわけで・・・
この記事では友人から聞いたイギリス生活で大変なことを紹介いたします!
華やかな印象とは別に、話を聞くと日本人にとってはショックな生活の一面がたくさんありました。
イギリスの生活に興味がある!という人は、ぜひチェックしてみてくださいね♪


付き合っていた日本人の恋人と将来を考えていたが、どうしても「幸せな未来の自分」を思い描けずに別れる。
その後、自分の性格や夢を考え、外国人男性をターゲットに婚活開始。
- 数年の婚活期間と恋愛を経て、後のパートナーであるジョンと出会う
- 2020年冬、結婚
- 結婚前から運営している「さくら国際恋愛ブログ」は、国際恋愛のハウツーや体験談が多い



おかげ様で出版のお話も頂き、嬉しい限りです。
(が、本業が楽しいためお断りさせていただきました)
ブログの記事内では、このイラストが「さくら」です。
どうぞよろしくお願いします。
イギリスの生活で大変な事①食事がおいしくない


アフタヌーンティーなど、優雅な食事の習慣があるイメージのイギリス。
・・・ですが、実は食事がおいしくないことで世界的にとても有名です。
その事はイギリス人自身も認知していて、それを自虐のジョークにするほど。
とあるロンドンのレストラン。
「ちょっと!この料理、おいしくないんだけど!?作ったシェフを呼びなさい!」
あまりにもまずい料理に、ウェイターはこう答えた。
「申し訳ございません。シェフはおいしいランチを食べるために別の店に行っていまして・・・」



イギリスへ旅行しに行った友人は最後、中華料理屋さんやインド料理屋さんで食事をしていたと言っていました・・・



もちろん、良いレストランはおいしい料理を出すわよ♪
でもそういうところは混んでいるのよね。
イギリスの人々は冷凍食品を使うことが多いです。
あまり料理の習慣がありません。
それを証明するように、エリザベス女王の夫であるフィリップ殿下も「イギリスの女性は料理ができない」と発言したことがあるんだそう!
レストランなど一般的な外食先も基本的にはあまりおいしくなく、仕事や学校帰りに帰宅するついでに夕飯を食べよう・・・となった場合、微妙な食事に当たる事になります。
食事は毎日とるものなので、これはかなりの精神的なダメージとなりますよね。



都市部は物価も高いし、自分で作る方が安くておいしいわよ♪
イギリスで暮らす際は、自炊することが増えることを想定しておきましょう!
イギリス生活で大変な事②冬が長くて寒い


「冬が長いって、そこまで辛くはないんじゃない?」
と、日本に住むと思ってしまいますよね。



でもこれが、かなりの精神的負担になるのよ・・・
私もイギリスに来て初めて感じたわ。
実は、冬の長さが心理的なダメージにつながることは医学的にも根拠があります。
日光と心の健康はかなり密接な関係がある・・・と聞いたことはありませんか?
セロトニンと呼ばれる脳内物質は、ストレスに対して効果があるとされています。
そしてその分泌方法のひとつが、日光を浴びること。
つまり、日光を浴びることが少ないとセロトニンの分泌量が減り、その結果落ち込みやすくなったりイライラしやすくなってしまう・・・こともあるんだとか。



私の友達は、浴びるとビタミンDの生成を促すという蛍光灯を使用していたくらいよ!
さらにイギリスでは雨や曇りの日が多いです。
さらに寒いとなると、余計に気分も沈みがちになってしまうかもしれません。
イギリスは地域差もありますが、9月から暖房を入れなければならないくらい、寒くなる時期が早いです。
そして、そんな寒い季節が終わるのは早くても次の年の4月・・・
セントラルヒーティングで寒さ対策はしっかりしている印象もありますが、古い家や建物が多いため、あまり効かない・暖房システムが壊れているケースも少なくありません。
日本とは違い新しい住居は好まず、リフォームをしながら同じ家を何世代にもわたって使い続けることが多いからです。



イギリスの古い街並みは本当に素敵だけど、その裏ではこんな状況もあるのね・・・
渡英する場合は日本からホッカイロやヒートテックなど、日本からも寒さ対策グッズを持っていくと良いかもしれませんね♪
イギリス生活で大変な事③人種差別がちらほら


イギリスは移民の多い国ですが、それにも関わらず人種差別は比較的ある方です。
というよりも、人種差別について意識できている方が少ない、と言った方が良いかもしれません。
例えば、若い世代でも友だち同士の交流で、アジア人に対して白人であるイギリス人の方が「目小さいよね~(笑)」なんて、悪気なくいってしまう場面も。
さらににおじいちゃん世代となると、他の人種の方に対してかなり失礼なことを、悪意たっぷりで言うこともたまにあるそうです。



前にジョンが、「アメリカ人は人種差別に敏感すぎるけど、ヨーロッパ人は鈍感すぎ」と言っていたような・・・!
差別ではなくとも、英語を上手に話せない人に対して、あからさまに冷たい態度をとったりする人もまれにいるんだとか・・・。
ただし、このようなことを理由に「イギリスこわい!」と思う必要はありません。



外国人差別に関しては、日本もどちらかといえば鈍感な所があるしね。
日本で日本語をうまくしゃべれない外国人に対し、冷たい態度をとる日本人もいます。
どこにでも嫌な人はいる、と割り切るのも大切です。
ちなみに、イギリスにいるアジア人の中で最も多いのが中国人。
そのため、日本人でも道行く先で「ニーハオ」と声をかけられることが多いようです。



こちらもイギリスに限った事ではなく、世界中でそうですが・・・
白人の方を見て、日本人が「ハロー」と言ってしまうのと同じですね。
イギリス生活で大変な事④家にネズミが出る


日本の家におなじみの害虫といえばゴキブリですが、イギリスの家におなじみなのはドブネズミです。



家の中にネズミがいる!と知ったときは衝撃だったわ!
日本ではなかなか家で目にすることは少ないですが、実はイギリスでは当たり前となんだとか。
ゴキブリのような虫とは違い、ネズミは哺乳類。
そのため、対策方法も変わってきますし、退治した後の始末もかなり面倒なものとなります。
以下は、ネズミに対する主な対策方法となります。
- 超音波ネズミ駆除器を利用する
- ネズミ除けのために猫を飼う
- 食べ物の残骸を残さず、部屋は清潔に保つ
超音波駆除器を利用する
こちらはセットしておくだけで、ネズミがいやがる超音波を発することが出来る機械です。
インターネットで探せば、音の強度を状況によって変える事が出来るものもあります。
このような機能があると、例えば家に人のいない時に、通常よりも強めの音を出してネズミ対策を強化することも可能です。
セットするだけでネズミを遠のけてくれるとても便利なアイテムなので、ぜひチェックしておきましょう!
ネズミ除けのために猫を飼う
すでに有名かもしれませんが、猫はかわいいだけではなく、なんとネズミ退治もしてくれるという素晴らしいペットなんです!



考えてみれば、イギリス人の友人はみんな、猫を飼っているような・・・!
ネズミは猫をこわがって、家に出てこなくなります。
猫好きではないけれど、ネズミが出ることの方がイヤだから、と猫を飼う人もいるくらい効果があるらしいです♪
食べ物の残骸を残さず、部屋は清潔に保つ
普段から当たり前にできている方も多いかもしれませんが、イギリスでの生活では特に、家の中の清潔さを大切にする必要があります。
というのも、少しでも食べ物のカスなどが落ちていたりすると、すかさずネズミがそのにおいをかぎつけ現れてしまうからなんです。
そして、生ごみなどを始めとした食べ物のごみは、すぐに出すことを心掛けると良いでしょう。
ちなみに、日本では撒いておくタイプの殺虫剤などがありますが、こういったものをネズミに対して使用すると後始末にとても苦労することになるそう・・・。
ネズミ駆除の業者ももちろんありますが、日本とは異なりサービス内容が良くないことの方が多いです。
あまり期待はしない方が良いでしょう。
イギリス生活で大変な事⑤日本の水とは違う「硬水」って?


日本の水道水は、基本的に軟水です。
飲み水も軟水がほとんど。
一方、イギリスの水は硬水。
この二つの違いは、硬度にあります。
硬水の方が硬度が高く、これはカルシウムやマグネシウムなどのミネラル含有量が高いことを示します。
毎日飲み、いろいろなことに使用する水の変化は、私たちの生活にさまざまな影響を与えます。
- 髪や肌、服がごわごわすることも
- 水垢がたまりやすい
- お腹をこわす原因にも
髪や肌、服がごわごわ
「フランス人は週に2回くらいしか髪を洗わない」
「フランス人は顔を洗わない」
テレビなどで聞いたことのある方も多いのではないでしょうか。
これらの理由は、フランスもイギリスと同じ硬水を利用しているからだと考えられます。
ミネラル含有量が多い硬水は、髪の毛や肌のたんぱく質とさまざまな化学反応を起こしてしまい、結果的に髪の毛をごわごわとした手触りにしてしまうことも・・・。
さらには、シャンプーとミネラル分が結合すると「金属石鹸」と呼ばれる石鹸かすができてしまいます。
これが出来てしまうとシャンプーがすすぎにくくなって頭皮に残り、悪影響を与えることがあるんです。
渡英する際には、軟水向けに作られた日本製のシャンプーを持っていくのではなく、現地で購入した方が良いでしょう。
洗濯剤も硬水と合わさると、シャンプーと同じように金属石鹸ができてしまいます。
これは洗濯剤の本来持つ洗浄力を下げるとともに、新たな汚れとして衣類に蓄積されてしまうそうです。
生地の感触もゴワゴワとしてくるので、柔軟剤を使ってもよいですね!
他にもこんな方法もあります!
- 使用する水の温度は暖かいものにする
- 軟水器という機器を使って水のミネラルを除去する
水垢をためやすい
ミネラル分の多い硬水は、水垢をためやすいです。
そのため、アイロン・シャワー・洗濯機など、水を使用する製品の多くが、水垢の蓄積により故障しやすくなっているんです。
そんなときはこんな対処法があります。
- アイロン→ 店舗でアイロン用の水を購入する
- シャワー→ ミネラル除去の装置を設置する
- 洗濯機→ ライムスケール・リムーバーを使用する
ライムスケール・リムーバーとは、直訳すると「石灰落とし」。
洗濯時に洗剤と一緒にいれると、石灰が固まるのを防いでくれる優秀なアイテムです♪



石灰が固まって機械が壊れるのは嫌!
でもリムーバーを使えば機械の寿命を延ばすだけでなく、水回りの石灰汚れにも効果的なの!
なによりも、定期的な掃除が欠かせないそうです。
お腹をこわす原因にも
軟水に飲みなれている私たち日本人がいきなり硬水を飲み始めると、腸がびっくりしてしまう事があります。
硬水に多く含まれるマグネシウムは、腸を刺激し、便を柔らかくする効果があります。
同じく、カルシウムをとりすぎると腎臓結石を起こしやすくする、とも言われているんです。
そのため硬水がミネラルを豊富に含んでいる事が原因で、お腹が痛くなったり、下痢を起こしてしまうことがあります。



お腹の調子が良くない人は、水の硬度にも注意してみてね。
人によって身体が硬水に慣れるまでの期間はそれぞれですが、長くて1ヶ月ほどと言われています。
あまり慣れていない場合は、まずは少量から硬水を飲み始めてみましょう。
どうしても体質に合わないという方は、飲むのを控え、軟水を購入するのが良いかもしれませんね。
イギリス生活で驚く大変なこと
海外での生活はきらびやかに見えますが、やはり何事も良い面だけではありませんね!
イギリスでの生活で、心の準備をしておいた方が良いことは以下の5つです。
- 食事がおいしくない
- 冬が長くて寒く、辛い
- 人種差別がちらほら
- 家にネズミが出る
- 日本の水とは違う硬水
いかがでしたでしょうか?
これらの情報を踏まえて、ばっちりイギリスでの生活の準備をしてくださいね。
他の国での生活するうえで大変なことや驚いたことなども発信していますので、ご参考になれば嬉しいです!




最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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