男性が片膝をつき、おもむろに指輪ケースを取り出す。
背景はロマンチックな夜景や星空。
そしてうっとりするような愛の言葉!
そしてケースを開けると現れる・・・
ダイヤモンドが煌めく婚約指輪!
プロポーズって、こんなイメージですよね。
でも、外国では違う場合もあるってご存じですか?
実は婚約指輪や結婚指輪にもお国柄が存在するんです!
そうと聞いたら調べてみないと気になってしまいますよね。
そこで今回は、日本を含む各国の指輪事情を調べてみました!
気になる相場もチェックしましたので、一緒に確認しましょう♪
いろんな国の婚約指輪・結婚指輪【日本の場合】
まずは日本での指輪事情を調べてみました。
日本での一般的な婚約・結婚指輪のデザインや相場を確認してみましょう!
婚約指輪はダイアモンド!
日本の婚約指輪はダイアモンドが主流ですよね。
愛を誓うと言えば、なんとなくダイアモンドをイメージしてしまいますが・・・
どうしてこの宝石が選ばれるのか、理由を探ってみました!
- ダイアモンドの石言葉「純愛・永遠の絆」から
- 硬い物質ゆえに、固く傷つくことない愛情を結ぶモチーフとして
- 透明な輝きや白さが純白を表すから
素敵!
日本では、年齢により婚約指輪のデザインや相場も変わってくるようです。
女性の年齢 | デザイン | 相場(2019年) |
24歳以下 |
|
25万2千円 |
25~29歳 | 36万9千円 | |
30~40歳 |
|
39万円前後 |
参考:ゼクシィ公式ホームページ
婚約指輪というと「給料3ヶ月分」「ダイヤが強調されたデザイン」のイメージも強いですよね。
しかし、最近は婚約指輪を用意しない日本人カップルや、控えめなデザインを選ぶ人も増えているようです。
指輪の価格は年齢に応じて高価なものになっていきます。
これはどうやら質を求める他に、年を重ねるほど大きい宝石が指に映えるという理由もあるそうです。
年齢を重ねるごとに、自身の表れや貫禄が宝石の大きさにマッチするのかもしれません♪
結婚指輪は付け心地重視?
婚約指輪は宝石が強調されていますが、結婚指輪はシンプルなものが人気です。
- 流曲線を組み合わせたデザイン
- 宝石を使っていてもアーム部分に埋め込まれているもの
など、毎日付けるものなので指なじみが良い指輪が選ばれます。
素材や色はプラチナやホワイトゴールドなどが人気です。
似たデザインの結婚指輪をする夫婦が多く、日常的に左の薬指にはめます。
個人的にはロード・オブ・ザ・リングに出てくる艶消しゴールドの指輪で、内側に愛のメッセージが英語の筆記体で入っていたら素敵!
・・・と思うけれど、アジア系の肌色にはプラチナが似合うそうです。
迷っちゃいますね♪
アメリカの婚約指輪・結婚指輪は?
それではダイヤモンドが産出されるアメリカ合衆国では、どんな指輪事情なのでしょうか?
アメリカでは企業広告や宣伝により、ダイヤモンドの婚約指輪を贈ることも一般的です。
相場は日本と同じく25万~40万円ほど。
しかし、同じ相場でもデザインや使用方法は日本とは少し異なります。
調べたところ、やはり国民性があるようなんです!
ダイヤモンドは大きいほど良い!?
アメリカには「Bigger is better」という考えがあります。
「大きければ大きいほど良い」ということですね♪
この考えは指輪に付ける宝石にも表れています。
ダイヤモンドの質はカットや重さ(カラット)などで決まります。
サイズが大きいほどカラットは重くなります。
そのため、アメリカの場合ではカットよりもカラット重視の傾向が強いようです。
カットがちょっと甘くても大きければ良い!
そのため、ダイヤの質を落としても、大きさで選ぶ人も多いのだとか。
だいだい平均1カラット以上のダイヤモンドが主流だと言われています。
日本では高いからって、アメリカ旅行したときに買ってきたって言っていたわ。
婚約指輪も日常使いを?
日本では婚約指輪を日常で付けることはあまり見ませんね。
しかし、アメリカでは結婚指輪と一緒に身につけることが多いです。
一般的には外側(上側)に婚約指輪を、内側(指の付け根側)に結婚指輪をはめます。
うーーん、悩みます。
ブライダルセットやウェディングセットと呼ばれる婚約指輪と結婚指輪のセット販売もあります。
ふたつを合わせることでひとつのデザインになる指輪も多いです。
婚約・結婚指輪を一緒に付けることが多い文化ならではの販売方法ですね♪
イスラム教文化の婚約指輪・結婚指輪は?
一言でイスラム教といっても、国や地域により戒律や風習が異なります。
厳格にイスラムの教えを守っている地域では婚約指輪や結婚指輪という概念はありません。
その一方、戒律がゆるい地域では指輪の交換なども行われるそうです。
どんな指輪が一般的?
イスラム教では左手は不浄なものとされますので、婚約・結婚指輪を付けるのは右手の薬指です。
日本では多いプラチナの土台ですが、イスラム教では女性の指輪は金が多いです。
男性側は、イスラム教の教えでゴールドを身に付けるのは禁止されているそう。
そのため、同じ結婚指輪でも男女で異なる素材の場合もあるのだとか。
夫婦で同じ素材で揃えるとなるとプラチナが多いそうですが、デザインや種類はゴールドの指輪の方が豊富です。
指輪に関しても同じなのかしら?
一夫多妻制度についての記事はこちらをご覧くださいね♪
婚約指輪がなくても結納品はある?
イスラム圏では、婚約指輪や結婚指輪の文化がなくても、婚約品・結納品という概念があります。
それはもちろん指輪が比べ物にならないくらいの貢ぎ物です。
地域や風習により
- 花婿側が用意するのか
- 花嫁側が用意するのか
- 両家がそれぞれ用意するのか
が異なります。
子どもが小さいときから少しずつ揃えていく家庭が多いようです。
ふたりの新しい新居にトラックで結納品を運ぶ・・・という光景も珍しくないとのこと。
名古屋では結婚式にお金を掛けるため、「娘が三人いると破産する」と言われているそうですが・・・結納品や支度品はお金がかかるものですね!
また、イスラム教では家族同士のつながりや連携が強いと言われています。
プロポーズの前に女性の父親に挨拶が必要だったり、結納品は両家で話し合って決めたりと、結婚するふたりだけでは進められないことも多いです。
しっかりお互いの文化や風習について話し合っておきましょう♪
そうでなくとも、相手の信仰している宗教についてはしっかり理解を深めておきたいですね。
イギリス・ヨーロッパの婚約指輪・結婚指輪は?
ヨーロッパの婚約指輪・結婚指輪も特徴があります。
地域や宗教により違いがあるのはもちろんですが、「サムシングオールド」で先祖代々の指輪を贈る・・・という人もいます。
それでは気になるイギリス・ヨーロッパの指輪事情をチェックしてみましょう♪
デザインや相場は自分たちで決める?
ヨーロッパでは古くから貴金属の加工などが盛んです。
そのため芸術やデザインにこだわる人も多く、「自分たちが良いと思ったものを身に付ける」という傾向があります。
ダイヤモンドに限らず、他の宝石がメインの婚約指輪も多いです。
そういえば、2011年に結婚されたキャサリン妃の婚約指輪はサファイアでしたね♪
その周りをダイアモンドが取り囲んでいて、とても素敵でした!
また「自分たちに合った指輪を選ぶ」というのは、お財布事情にも言えるようです。
イギリスやヨーロッパの婚約指輪の相場は日本よりも少し控えめの10~20万円ほど。
自分たちの身の丈にあった指輪を用意する。
ムリしてまで婚約指輪を用意しない。
そんなカップルも増えているんです。
サムシングオールドってなに?
結婚式で花嫁が身に付けると幸せになれるサムシングフォー(Something four)のひとつです。
イギリスの古い詩がもとになっています。
Something old(なにか古いもの),
something new(なにか新しいもの),
something borrowed(なにか借りたもの),
something blue(なにか青いもの),
and a sixpence in her shoe(そして6ペンス硬貨を靴の中).
現在は最後の6ペンス硬貨を除いてサムシングフォーとなります。
このサムシングオールド(Something old/なにか古いもの)に先祖代々の指輪を贈る・・・という家系もあるようです。
婚約指輪が一族の伝統があるものだと、お相手の家族から受け入れられている♪と感じる一方、「失くしたらどうしよう」とプレッシャーを感じる花嫁さんも多いのだとか。
さまざまな想いが詰まった婚約指輪、自分も受け取るとともに、誰かに想いを託せるよう大切にしたいですね♪
いろんな国の婚約指輪や結婚指輪まとめ
婚約指輪や結婚指輪は国や文化により違いがあるんですね。
他にも中国や韓国、ロシアやオーストリアなど、調べきれていない指輪事情も多いです。
しかし、婚約や結婚、そしてその指輪について調べてみて感じたことがあります。
それは、他の国からの風習が入り混じり、それぞれの国で少しずつ形を変えて人々に受け入れられているということです。
昔ながらの結婚や婚約をするのも良し、新しい外国の方式を選択するも良し、好きなところを取り入れるも良し。
国際恋愛をしているからこそ、そこに特別なものを感じてしまいます。
私と恋人は、まだどんな婚約指輪を用意しようか考え中(そもそも本当に購入するか分からない段階)ですが、自分たちが納得したものを選んでいきたいです。
国際結婚に関して、よろしければこちらの記事も参考にしてくださいね♪
最後までご覧いただきありがとうございました。
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